南イタリアに住み始めると、比較的に早い段階で覚えるイタリア語があります。
「Non funziona」
今回も1日一回聞くぐらいのペースでした。直訳すると機能しない、つまり故障している。部屋の暖房が効かない、試着室の電気がつかない、バスタブの栓が締まらない、今日はエレベーターが使えない、あなたの部屋だけテレビが映らない、などなど書ききれないぐらい、なんか潰れてます。それに対して苦情を言ったところで、上のイタリア語で終わってしまいます。日本のように、申し訳ございません”お客様”という言葉は付きません。代わりの対応なども用意してくれません。とりあえず潰れてるのが分かってるのなら、直そうよと25年前からずっと思いが変わらない国イタリアのお話でした。