今回のイタリアでかなり焦った出来事がありました。プーリアの小さい町で写真だけ撮ろうと思い、パーキングの標識に従って駐 車場に停めたときの話です。正式な駐車場が工事中の為、臨時の駐車場が100m先にあるという看板に従い、路駐でも良かったのですが、くそまじめに停めたところ誰も停めてないので、おかしいなと思ったのですが、マンション建設の工事の人の車が奥に何台か停まっていて、停めても30分くらいなのでと思い駐車しました。そして用事を済ませて車に戻ってくると、なんと入り口の門の扉が閉まって鍵が掛かってるじゃないですか!
一瞬ドッキリかと思いましたが、現実に戻り考えると、その日は土曜日で、もしかしたらマンション建設の人達、午後仕事休みかもしれません。ましてや次の日の日曜日は確実に休みです。えらい事になってしまってます。マンション建設現場に行っても誰もいません。人も車も誰も通りません。どうしようと途方に暮れてると、一筋の光が見えました。
この好評分譲中の下のインフォメーションの電話番号です。それも携帯に繋がるみたいです。最初左の番号にかけても誰も出ません。祈る思いで右の番号に電話するも、しばらく誰も出ず万事休すかと思われたその時です。
私のガラケーから”Pronto”の声。助かりました。フランコ君という若者が鍵を開けに来てくれたのですが、抱擁してしまいました。あと、何もお礼の品が無かったので日本から持って来ていた小さい”かっぱえびせん”あげました。その後、バールに行こうという話になったのですが、次の用事があったので断ってしまいました。
『ありがとうフランコ君』またいつかその町に行くかわかりませんが、会えたらいいですね。
イタリアを1週間もいると、毎日色々な事が起こり、小学生の時みたいに1日がすごく長く感じられます。慣れている私でも、今回はかなり焦りましたが、いい経験ができました。