Flaccianello dela pieve 1991/Fontodi
日本代表がアジアカップ優勝記念として開けたワイン。91年ヴィンテージという事もあり少し心配しましたが、全然大丈夫でした。このワインとの出会いは,Argentaという小さい町にあった「Il Trigabolo」を辞める時にオーナーのGiacintoさんから、給料の代わりとして戴いたワインの中の1本です。85年ヴィンテージだったのですが、それ以来何度飲んだことか。91年は私もトスカーナに居ましたが、8月にゴルフボール位の雹が降り、春から夏にかけて非常に寒かった思い出があります。そういう経験もあってか91年ヴィンテージはあまり飲まないようにしてました。このFlaccianelloも91年は初めてです。余韻はさすがに短く感じがしましたが、香りはベリーやチェリーの香りが部屋に充満するくらい放っておりました。酸はサンジョヴェーゼの命だと思います。少し高めの酸とでしゃばらないオークの香りとイチゴのマルメラータような果実味がバランスよく、20年前のワインとは思えない位、しつけの行き届いた清楚なワインでした。一緒に合わした料理が”Lasagna al ragu di cinghiale”.