ローマに行かれたことのある方ならこのパンをご存じだと思います。薔薇の形に似ていることからロゼッタとよばれています。拳大くらいの大きさで実は中が空洞になってます。この空洞にするのが難しく、中が空洞ということは、あのフワフワとしたところがないのですか?と食パンで育った日本人なら思いますが、イタリア人はパンの外側の固いとこしか食べず、なかのフワフワしたところはハトの餌か犬のごはんで残りもののパスタと混ぜ混ぜされるのがおちです。日本でも昔の給食でカレーにもパンだった時代に、パンをちぎってカレーの水分を全部すわして食べ、最後に具を食べるみたいな感じの食べ方がイタリア人は好きみたいです。当店でもフォッカチャのようにフワフワとした食感が好みのお客様が多いですが、やはりローマ料理にはロゼッタが最高です。反対に絶対ありえないのは、バゲットとよばれるフランスパンだと思います。イタリアにいた頃なんでこんなにパンがおいしくないんだろうと思った時期がありましたが、今となってはなんでもう少しパンを勉強しなかったのだろうと反省の日々です。今とりあえず反省している私ではなくチャンがロゼッタを挑戦しておりますので完成をこうご期待下さい。
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