私の田舎が、愛媛県の大三島ということもあり、島からレモン、みかんなどの柑橘類を送っていただいてます。自家製リモンチェッロもこの島レモンを使っております。レモンは年2回なります。イタリアでは今の冬のレモンをlimone、夏のレモンをlimone verdelloと呼んでいます。大三島の島レモンは、シチリアで栽培されているfenminelloという品種に近い皮が薄く果実がたっぷり詰まっているタイプです。ソレントでリモンチェッロに使われるのが、皮が厚く果実が少なく白い部分が多いovale di sorrentoという品種です。イタリアでは、オリーブオイルとの相性がいいので肉料理、魚料理に限らずレモンをたっぷりと使います。個人的には、フリットにかけるのが好きです。日本人の場合、フリットの衣がベチャっとなるのを嫌がってレモンをかけられないお客様がいらっしゃいますが、たっぷり絞るとおいしいですよ。当店のフリットは、塩にレモンの皮をすりおろしたのを混ぜたレモン塩をかけておりますので、レモンを絞らなくてもほんのりレモンの香りがします。もちろんお店でこの島レモンを販売しておりますので、ご興味あるお客様はスタッフまでお問い合わせ下さい。
