Achille 2007 / Case Corini
いわゆる自然派とよばれるバルベラ主体のワインです。私用語で左よりのワインです。ビオとは、葡萄栽培や、醸造の技法のひとつであり、それらを用いることは何の問題はないのですが、曖昧なまま使われることが多く、何をもって、どこまですれば‥という明確な基準に欠け、イメージ先行の売り文句と化しているような気がしますと大阪のにしのさんもおっしゃております。こう書くとアンチ自然派みたいですが、決してそうではなくあのビオ臭をどうにかして欲しいだけです。そしたら有機のぶどうの香りだとか、天然酵母がどうたらこうたらとか、SO2がなんじゃらかんじゃらとか、そんなんどうでもいいです…ビオ臭がするかビオ香がするかでいいです。
別にビオだの自然派だの謳ってなくても、そんな言葉すらなかった時代から実践されてる生産者がいます。流行に左右されることなく、かたくなに自分達のワインを作り続けてる生産者がかっこいいと思います。ボッカもメニューをよりシンプルに書こうと思っております。誰々が作ったパンとか野菜とかを謳うのではなく、自分がおいしいと思ったものをブランドにかかわらず使いたいと思っております。
バルベラはBraidaのBricco dell’Uccelloneが一番好きです。清楚でいながら芯の強い色気のあるワインだと思います。