Bistecca alla firentina フィレンツェ風ステーキ。赤身肉のTボーンの炭火焼。日本では狂牛病対策としてTボーンの骨を外さないといけないので、Iボーンになってしまいます。どうしても今回、キアーナ牛の生産者に会いたくて勿論ビステッカを食べるのも目的でMarciano d’chianaに行ってきました。案の定、ホテルまでの道に迷いチェントロで遊んでいたラガッツィらに聞いてたどり着けましたが、宿に着いた途端に雲行きが怪しくなり雨が降ってきました。目的のオステリアに予約の電話をしたら、なんとその日までフェリエでした。明日なら空いてるぞと言われたのですが、明日はこの町にいませんので渋々あきらめました。ホテルのフロントにいたお兄ちゃん(後で解ったのですがオーナーの息子さん)にキアーナ牛のビステッカを食べれるトラットリアを知らないか?と尋ねたところ、なんと思いがけない返事が
”あるよ、このホテルに”
付いてこいと言われ、レストランの入口に証明書が貼ってありました。
お腹の具合を万全にして、21時30分にサーラに降りて行き、チャオ!待ってたよと言われんばかりに迎えてくれてのディナースタートです。とりあえず喉が渇いたので生ビールで潤して周りを見渡すと、なんなんだこの山奥の小さな村のさらに外れのホテルのレストランにおっさんばっかりで満席ではないか!かっこ良すぎます!ほんとに写真に写っているシニョーラ二人組を除いてほとんど一人客のおっさんです。
アンティパストもプリモもパスしてビステッカと草に集中です。オーダーは二人で1キログラム。vino della casaを1リットルで迎え撃ちます。
カメリエーラが焼く前の生肉をプレゼンしてくれます(これ大事です)。ちょうど脂の所にキアニーナの紋章が刻印されてます。
まずは草の登場です。自分の事は自分でしないといけない国なので、自分で味付けします。
非常にくだらないテレビ番組を観ながら待つこと20分。いよいよ来ました”Bistecca alla fiorentina”です。
食べ終わった後、まだ食べれるということで追加で”Salsiccia alla chianina”です。旨すぎ!
次の日に、ホテルのオーナーに紹介してもらい生産者に会うことができました。まずは卸しているお肉屋さんに向かいます。色々な部位が売っていました。
そして少し挨拶を交わした後に連れて行ってもらいました。ほぼSinalungaまで車を走らせて、いよいよご対面です。
やはりでかいです。でも臆病なのか近づくと必死に逃げていきます。オーナーさんに色々為になる話を聞いて大満足でお礼を言ってお別れしました。