日本人の好きなパスタ料理ベスト3に間違いなく入るのが、カルボナーラでしょう。
ローマで25年振りに、スパゲッティで食べました。Gambero Rossoローマ版でカルボナーラNo.1のお店が”Roscoli”に選ばれたのが、何年前だったか?一昨年にそれ以来久し振りにローマ版でベスト3が発表になりました。その中の一軒に行ってみました。カルボナーラって、日本人にとってラーメンみたいな嗜好品だと思っております。それぞれ自分の中でカルボナーラというものが出来ていると思いますので、私が絶対にローマで勧めないパスタ料理です。ラーメン屋でもイタリアンでも、人それぞれ好みがありますから、誰でもかれでも進めれるお店って中々ないと思います。カルボナーラの場合イタリアでも日本でもお店の数だけカルボナーラのスタイルがあります。日本のカルボナーラはイタリアに比べると食べやすくなってると思われます。最近でこそイタリアでも、卵に余り火を通さずにクリーミーな感じで仕上げてますが、卵料理は基本火を通します。あと、羊乳で出来たペコリーノチーズの塩気とスパゲッティの硬さに驚かれると思います。カルボナーラを食べられるのなら、cacio e pepe かgricia の方をお勧めします。ペコリーノの塩気が存分に楽しめますが、こういうパスタなんだと思って先入観無しに美味しく食べれると思います。カルボナーラを作る時は、パルミジャーノとペコリーノをブレンドして食べやすくしてましたが、カチョ エ ペペの時には卵の入った生麺でペコリーノだけで作るのをお勧めしております。それでも、塩辛いから作り直して欲しいと言われた事がありましたが、カチョ エ ペペを作る時には、湯掻くお湯にも一切塩を使ってなく、ペコリーノチーズの塩気だけでお作りしております。昨年の秋に阪急のイタリア展にも、ローマの有名な老舗のお店がカルボナーラを出店しておりましたが、一度ローマカルボナーラをお楽しみ下さいませ。