CALABRIA

今回の「イタリア好き」カラブリア特集です。私が一番最初に興味をもった郷土料理がカラブリアでした。Al Moloに入った時、ciriago,carmelo,giovanniの3人のカラブリア人と一緒に働いていて、歳も近く寮も一緒だったので、まかないで作ってもらったり、寮でも作ってもらってました。ローマ料理しか知らなかった私にはすごく新鮮で衝撃を受けたのも覚えています。Bottarga di spigola calabreseで作ったSpaghettiやシラスのRosamarinaとCipollaをさっとソテーしてPane di GenzanoにのせたBruschettaなど郷土料理を勉強しようと思った原点がカラブリアです。あとこの本の記事で思い出したのが、イタリアというかローマに居るとき停電がよくありました。日本なら前もって告知してくれますが、突然停電になります。雷がなって雨が降ったら停電って感じです。おまけにAl Moloの厨房は雨漏りはするし、最初驚きまくってましたが、人間慣れって怖いですね、一年もいたらロウソクの明かりだけの厨房で雨漏りのする場所を避けながら仕事してました。日本も夏に向けて節電を呼びかけてますが、イタリアはある意味お手本となる国だと思います。ローマには電飾看板などなく、夜になるとオレンジ色の電灯だけが灯り魅惑的な街になります。イタリア人って光に弱いのか昼間は全員サングラスしてるし、パソコンの画面も暗い暗いです。家にいても昼間はほとんど電気をつけなくて、本など読みたかったら窓際にいくかバールにいくか、エアコンもなく暑かったら窓を開けて風を入れるといった感じで節電してるのか、ただ光に弱いだけなのかわかりませんが節電のお手本となる国だと思います。

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