cincinnato

光栄なことにAndorea Franchettiのメーカーズディナーを開催させていただきました。料理は今回はFranchettiにどうしても食べて欲しくて小鮎を、Stuzzichinoとして炭で焼いてsalsa vinaigretteをかけて提供しましたが、おいしいと言ってくれてよかったです。メーカーズディナーに来られるイタリア人達は、どのお店でもフルコースを毎日食べられ大変だと思いますが、Franchettiさんは、想像通り物静かなgentiluomoでした。

そして主催の西野嘉高さんのご好意でcincinnatoを3ヴィンテージ振舞われ、抜栓直後とお客様が帰られた後に残ったワインを少し頂きました。元々Lazioの土着品種のcesanese di Affileをトスカーナにおいて100%で造られたワイン。Lazioって有名な赤ワインがあまりないのですが、cesanese di Affileのワインで思い出があるのが、ローマの南Anagniという町で造られるカベルネ、メルローの混醸のTorre Ercolanaですね。cincinnatoはTorre Ercolanaの甘味だけを残し、そして何よりもすごいいい酸があり、クラスにいや学年に一人いるかいないか位の強烈な個性を持ったワインだという事は間違いないです。最後の方はカシスソーダが作れるんちゃうかというくらいベリーでした。個人的には2001年ヴィンテージをあと10年後に飲んでみたいですね。

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