この前のリストランテの続きです。キッチンの横の階段を降りていくと、ノンナ達がパスタを作ってました。
パスタ作りは、田舎のリストランテでは ノンナ(おばあちゃん)の仕事です。ラヴィオリを作っていたのですが、一緒に作りたかったです。色々お話をさせて頂いたのですが、もう一度修業をしたいな思わせてくれる気持ちのいいノンナ達でした。今修業している人達はすごく大変だと思いますが、今しか出来ないですよ。いつ迄この修業は続くんだと思っている人達も沢山いると思います。私が思うには一生だと思います。この仕事を商売でなく、純粋にイタリア料理を作りたい人達は一生修業しないといけません。ただ、もう私の年になると教えてくれる人がいません。先輩達と一緒に働けて教えて貰ってる人を見ると幸せやなぁと思い、羨ましくもあります。
”上を向いて進め、下を向いて暮らせ、過去を思い出して笑え”野村克也氏の言葉でした。