色々な物を整理してたら、懐かしいドンアルフォンソのワインリストが出てきました。当時デジカメなどのない時代でしたので、こうやって働かせて頂いたお店とか食べに行ったリストランテなどのメニューを貰ってました。私の財産です。
フリウリの白です。リラ表記ですので、単純に0を一個取った値段が日本円だと思ってください。
トスカーナの赤です。”ORNELLAIA Merlot”というのが今の”Masseto”です。1986がファーストヴィンテージです。
この前お話をしたMastroberardinoのTaurasi 1968のクリュ別が一番下です。
ドルチェワインです。当時はまだフルボトルか500mlが多かったです。
このリストで私が飲むならMonfortino 1978です。
日本のインポーターのワインリストの古いのも、大事にとってあります。当時の値段を知るのも大事です。当店のワインリストにも70年代、80年代のワインが沢山あります。日本のイタリアワインの古酒の価格は極端な話、当時のリラ価格で0を取らないで日本円にした価格になっていると思われます。まさか当時の値段で飲めるとは思っていませんが、20年前に買って大事に保管してたのなら値段をいくらつけても構わないと思いますが、もしかしたら地球を3周したかも分からないワインを今の価格で売るのはどうかな?という疑問はあります。結局値段が高いからか、ワインを知っている人が持ち込みになってしまうという悪循環がおこります。当店が何故持ち込みを禁止にしたかと言うと、ワインは自分では作っていませんが、責任を持って選んでおります。何もワインで儲けようとも思っておりません。ワインも含めてというよりワインありきのエノテカを作りたく持ち込み禁止にさせて頂きました。持ち込み=場所貸しみたいになるのも嫌です。同様の理由で借り切り営業もしておりません。今の時代、エチケッタだけで値段が分かる便利なアプリも沢山あります。当店では、レストラン(ワイン)をまず楽しんで貰うというコンセプトですので、価格だけでいうなら当時と今の値段を知っている方ならびっくりするワインがいっぱいあると思っております。もちろんがぶ飲みタイプのワインもあります。貴重な一回の食事を楽しんでください。